ドラクエ振り返りドラクエ6TOP

ドラゴンクエスト6 総評


 本作は、色んな要素が盛り込まれた作品。密度が濃い。
 まず、パーティ・メンバーは全員、明確なキャラ設定がある。(ドラクエ2、4、5と同様。)一方では職業システムがあり、多様なパーティ編成ができる。(ドラクエ3と同様。)本作はある意味、集大成と言える。

 また、呪文を使えない戦士系も、色んな特技を習得する。これは当時、斬新なシステムだった。(個人的に、よく使ったのは「ばくれつけん」。複数のメンバーに覚えさせると、かなり爽快。)


 本作は、何より、世界構造に特徴がある。二つの世界が互いに関わり、様々な不協和を抱えている。(詳細は、ネタバレになるので避ける。)主人公たちはそれらを解決し、世界を在るべき姿に戻す。主人公自身の問題も、その中で解決される。
 また、いずれの世界も、個性的な場所が多い。フィールド上に、小屋がポツンと建っていたりする。井戸も、町内だけでなく、フィールド上にも存在している。(因みに、井戸に入れる仕様になったのは、本作からである。)
 ドラクエ6の世界は、とにかく探索し甲斐がある。


 なお、本作は、多くの小ストーリーから成る。それらを順にこなすことで、ゲームは進行する。後半辺りになると、多少の面倒を感じた。しかし終盤、予想を超える展開が待っている。全体として見ると、完成度は十分高い。




ドラクエ1 / ドラクエ2 / ドラクエ3 / ドラクエ4 / ドラクエ5 / ドラクエ6 / ドラクエ7 / ドラクエ8 / ドラクエ9



ドラクエ振り返りドラクエ6TOP