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ドラゴンクエスト4 総評


 本作は、全五章で構成される。過去作に比べ、ストーリー性を重視。シリーズの新境地と言える。

 それぞれの章は、主人公が異なる。一章~四章の主人公は、まだ己の使命を知らない。ただ、目の前の問題を解決するために、それぞれ旅に出発する。しかし彼等は、大きな運命に導かれるが如く、やがて一人の「勇者」の元に集結する。
 こういうストーリー構造は、シリーズの中でも唯一。個性が際立っている。

 第五章は、最初は、「勇者」の一人旅。そして、世界の各地には、以前の操作キャラたちがいる。彼等と対面するのが、なかなか楽しかった。かつて主体だった者たちが、新しい主人公によって客体視。こういう視点の転換は、ゲーム作品ではそうそうない。


 また、本作では、馬車が初登場。画期的な戦闘システム。これは、(移動中だけでなく)戦闘時にメンバーを入れ替えできるというもの。
 因みに、FC版では、入れ替わりに1ターン要する。リメイク版や、次回作以降では即時。

 他にも、AIシステムが登場した。第五章の戦闘時、仲間の行動をAIに委任する。プレイヤは方針のみを決定。(自分は、「じゅもんをせつやく」をよく使った。)
 FC版では、このAIシステムは、使用強制。(プレイヤは、主人公以外には命令できない。)しかも、FC版のAIは、結構ちぐはぐな行動を取る。(特にクリフト。)そのため、FC版のドラクエ4は、独特の味わいあり。




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