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ドラゴンクエスト7 総評


 本作は、前作同様、世界そのものに謎がある。謎の大きさは、前作以上。
 主人公は、島の漁村に住んでいるが、世界にはその島しかない。そこから、物語は少しずつ進み、新たな世界が開けていく。結末がなかなか予想付かない。

 また、新しいシステムとして、仲間会話システムが登場。随時、仲間の台詞が聞ける。
 更に、視点転回システムが登場。視点を左右に移動させ、色んな角度から観覧することができる。
 これら二つは、いずれも画期的だった。


 登場人物も、印象に残る。まず、主人公の少年と、やや年上の遊び友達(キーファ)。序盤はしばらく、二人で探検を続け、島の秘密を探り出す。
 やがて、わがままなヒロイン(マリベル)が加わり、冒険の旅開始。この3人パーティは、なかなか絶妙だった。

 新たに訪れる町では、必ず何らかの異変に出くわす。その内容はバラエティに富み、テーマも充実している。
 また、仲間の台詞がとにかく楽しい。(特にマリベル。)新しい町に着いたときは、まず、仲間メンバーの感想を聞いた。

 全体のストーリー・テーマも、勿論凝っている。主人公が住む島は、エデンの園のモチーフ。(即ち、平穏な地。)あえてそこを飛び出し、未知の世界を求めていく。


 本作は、重厚な作品だが、クリアまで長い時間が掛かる。色々、詰め込み過ぎの感がある。(これは、欠点に類する。)町の数も、もう少し削って欲しかった。ゲームとしての完成度は、そう高いとは言えず、名作とは言い切れない。(しかし、中盤は全然退屈せず。)

 あと、フリーズの問題がある。(感覚としては、「ごくたまに起こる」程度だったが。)対処法としては、まずセーブをマメにする。また、ゲーム機が熱くなったら、早めに中断。




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ストーリー覚え書き

<Part1>
 1、フィッシュベル編 ~悪友~

 2、謎の神殿 ~様々な仕掛け~

 3、ウッドパルナ編 ~荒れた村~

 4、エンゴウ編 ~部外者~

 5、ダイアラック編・オルフィー編 ~孤島~

 6、フォロッド編 ~侵略者たち~

 7、フォロッド編2 ~禁足地~

 8、グリンフレーク編 ~カオス~

 9、ユバール編 ~予想外の展開~


<Part2>
 10、ダーマ編 ~やばい集落~

 11、山賊のアジト ~パーティ編成~

 12、砂漠の城編 ~女王の策~

 13、クレージュ編・リートルード編 ~愉快な村~

 14、ハーメリア編 ~楽師の正体~

 15、世界一高い塔 ~英雄メルビンの実力~

 16、プロビナ編 ~神父と女神像~

 17、ルーメン編 ~二転三転~

 18、マーディラス編 ~二つの王国~

 19、ユバール編2 ~新メンバー~


<Part3>
 20、聖風の谷編 ~立場逆転~

 21、レブレサック編 ~大反省~

 22、コスタール編 ~風情のある都市~

 23、コスタール編2 ~現代か過去か~

 24、天上の神殿編 ~選民たち~

 25、魔空間の神殿 ~遂に対決~

 26、炎の精霊編 ~聖地登場~

 27、風の精霊編・大地の精霊編 ~異色のダンジョン~

 28、ダークパレス ~聖地の真実~



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